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リターンライドの相棒

80年代のレーサーレプリカブーム真っ只中、152㎏の軽量ボディに59psのクラス最高出力エンジンを載せデビューをしたGSX-R400。当時を思い出しつつ、進化したGSRにもう一度目を向けてみよう

文・丸山 浩 写真・向後一宏  text / MARUYAMA Hiroshi  photos / KOHGO Kazuhiro

相手に不足なしの十分すぎる400㏄

今、なぜ400なのか。もはやビッグバイクが当たり前になった昨今、あえて中間排気量を選ぶ意義は?

400は、実は今もなお、ジャストサイズなのだ。手頃なサイズ感は、ライダーに威圧感を与えない。「乗ってみたい」と素直に思えるのだ。にもかかわらず、GSR400の佇まいからは貫禄すら感じる。気軽さと所有感のバランスがちょうどいい。

さらに、十分なパワーの持ち主でもある。92年以降、53psという自主馬力規制が課せられていた400。厳しい排ガス&騒音規制と引き換えに、07年6月、自主馬力規制は撤廃された。これを受けて、真っ先にエンジンパワーを引き上げたのがGSR400なのだ。61psは、かつて「超ハイパフォーマンスな400」と言われた、スズキGSX-R400の59psを上回る。高回転まで回すほどにイキがよく、しかも扱い切れる。実に楽しく、スポーティだ。

この高性能エンジンが搭載される車体は、スーパースポーツ譲りの剛性を持つアルミフレーム。高荷重設定のサスペンションと相まって、ふだん使いではやや硬め。だが、このしっかり感は、攻めるほどに安定感が増し、気分を盛り立ててくれる。

しかも、ブレーキはABS付きだ。ハードな走りを意識する際も安心感が得られ、荒れていたり滑りやすい路面では、レバーを思い切り握り込むだけで、我々プロライダーを上回る優れたブレーキングが実現できるのだ。

このバイク、リターンライダーにこそ勧めたい。かつてバイクで走り込み、スポーツする楽しさを知っている30~40代。大型二輪免許は取得したものの、やはりいきなりビッグバイクは気が引ける。かといって、走りの楽しみは譲れない…。そんなワガママに、手頃なサイズ、楽しめるエンジンパワー、高い車体剛性、そしてABSで応えてくれる。

最新の技術を投入された400ネイキッド。その死角のなさに、かつてのライダー魂が再燃するはずだ。

SUZUKI GSR400 ABS

SPECIFICATIONS
スズキ ジー・エス・アール400 ABS
TRANSMISSION:6-SPEED
LENGTH:2090mm
WIDTH:795mm
HEIGHT:1075mm
WEIGHT:210(215)kg
WHEELBASE:1435mm
SEAT HEIGHT:785mm
ENGINE:INLINE4
DISPLACEMENT:398cc
POWER:61ps/12000rpm TORQUE:39Nm/10000rpm
TIRES:F:120/70ZR17 R:180/55ZR17
PRICE:861,000yen

GSR400 ABS Points of GSR400 ABS

本来持つ剛性の高さに61馬力のパワーが与えられ、よりエキサイティングな走りを実現。さらに、国内400㏄スポーツ初となるABSを装備し安全性を向上させた。非装着モデル+3万円という価格も良心的

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