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エコスポーツカーの目指す先

いつの時代もクルマを操る楽しさを様々な方法で具現化し続けてきたホンダ 高い環境性能がクルマの必須条件として求められる今ホンダが示す新しいエコスポーツの形とは…

文・高山正寛 text / TAKAYAMA Masahiro

時代を超え継承されるホンダ独自のエコ思想

83年7月、ホンダは世に一台のクルマを送り出した。それが「バラードスポーツCR-X」である。

低燃費の実現を第一に開発を進め、パワーユニットや空力性能の他、軽量化のためフェンダーやバンパーなどに画期的とも言える樹脂製の新素材(H.P.ALLOY他)を採用した「FFライトウエイトスポーツ」。軽量でコンパクトなボディに低燃費を実現させ、ホンダはこの頃から「エコ・スポーツ」を実践していたのである。

さて21世紀。時代はCO2排出量削減を目指す低炭素社会を迎えたが、09年2月に発表したコンパクト・ハイブリッド「インサイト」は市場で高く評価され、またたく間にベストセラーカーの仲間入りを果たした。今回このハイブリッドカーの新しい楽しみを提案するのが「CR-Z CONCEPT 2009」である。

注目すべき点は数多くあれど、まずは一度見たら忘れることができないのが、圧倒的な存在感を誇るエクステリアデザインだろう。全長4080×全幅1740×全高1350mmというコンパクトボディはハンドリングや動力性能、最適な居住空間(2+2)を確保した「低・短・ワイド」パッケージを実現。それは「エコスポーツ」の 21 世紀における新しい表現。まさにCR-Zこそが、FFライトウェイトスポーツの「新しいカタチ」なのである。また、ハイブリッドシステムはホンダ独創のIMA+1.5リットルにスケールアップされたi-VTECエンジン。さらにハイブリッドカー初となる6MTの組み合わせは想像するだけでも新感覚のドライビングフィールを期待させる。

「Xから究極を意味するZへ」。CRの冠を頂くモデルとして、そのクルマは時代に相応しいモデルへと昇華したのだ。発売はすでに公表されているよう に10年2月。未来の走りはすでにこんなに近くに来ているのである。

流れるようなワンモーションフォルムとコンパクトでありながらボリューム感のあるフェンダーデザインは存在感抜群。ラゲージスペースは実用上十分な容積を確保。コックピットはクラスターパネルを採用することで使用頻度の高いスイッチ類を配置し操作性を向上。ブルーアンビエントメーターによる視認性も高い

立ち戻ったのは伝統

日々、エンジンが大排気量化され様々な電子制御システムが盛り込まれてゆく最新オートバイ その中で、純粋にオートバイを楽しむためのファクトを磨き、懐かしさとともに帰ってきたホンダバイクの真骨頂とは

文・堀江史朗 text / HORIE Shiro

ホンダ2輪の代名詞が守るファン・トゥ・ライドのカタチ

市販予定車として東京モーターショーで発表されたホンダCB1100は、今すぐ街に走り出したとしてもまったく違和感を覚えさせないほど完成度が高い。「鷹揚(おうよう)」というキーワードの下に開発されただけに、ボディラインや造形の優美さと、工芸彫刻にも通ずる自然なたたずまいが、大人のための新しいオートバイの在り方をしっかりと主張しているように見える。

CB1100の大きな特徴はそのパワーユニットにある。空冷直列4気筒エンジンという、シンプルながら信頼性の高い構造をあえて採用。もちろん電子制御燃料噴射装置「PGM-F1」の搭載や、シリンダーヘッド内にオイル通路を設けて冷却効率を高めるなど、ホンダらしい工夫は随所に見られるが、伝統を大切にした美しいエンジンは見る者すべてを魅了するに違いない。

さて、そもそもCBという伝統の名称をこのブランニューモデルに冠した理由は何なのだろう。

CBといえばホンダ製オートバイの代名詞でもあり、旧くはベンリィCB92に始まるロードスポーツ2輪の総称として親しまれ、今年で50周年を迎えるブランドである。そしてCBの名を世界的なものに押し上げたのは間違いなくドリームCB750FOURであった。量販2輪初の装備として前輪ディスクブレーキや4キャブレターがおごられ、またダブルクレードルフレームや4本マフラーがデザインすべてに躍動感を与えていた。CB1100は伝統の名車の魅力を巧みに継承しながら、それをも凌駕するテイストを備えることを運命付けられているようだ。

ホンダが大事にしたのは、愛でて操って体感するオートバイの愉しみ。ホンダ万歳!である。

シンプルなメーター回りにはバーハンドルが似合う。クローム仕様のスチール製フロントおよびリアフェンダーや流れるような曲線で束ねられた4本のエグゾーストパイプ そしてマフラーなど、細部の作り込みが美しい。ABS仕様車も用意されており安全面でのアップデートにも怠りがない。意のままに操る楽しみが、そこにある

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