絞り込まれた細身の体躯に
最高速220km/hを叩き出す心臓を宿す
バイクレースの最高峰MotoGP。18戦が行われた昨シーズン、世界各国のサーキットは都合11回、赤に染まった。その数は丁度、ドゥカティが勝利した回数と同じだ。そう、ドゥカティはブランド色にモータースポーツにおけるイタリアのナショナルカラーでもあるROSSO(赤)を採用する。当然、MotoGPのマシンカラーもROSSO。フェラーリもアルファロメオもブランドカラーは赤。イタ車は赤が定番といって間違いない。
05年11月、ミラノで行われたモーターサイクルショーで初登場したドゥカティのハイパーモタード。220km/hの最高速を叩き出す90psの1078ccLツインデスモエンジンを極限まで絞り込まれた細身のボディに搭載し、街中であろうとワインディングであろうと、あらゆるアスファルトの挑戦を受けて立つ機動力を有する。その姿、そのパフォーマンスは、まるで直接打撃を許可したフルコンタクトの鍛え抜かれたファイターのようでもある。
1100と1100S。2タイプ用意されたハイパーモタードのうち日本に導入されるのはオーリンズ製リアサスペンションや黒基調に赤のピンストライプが入ったマルケジーニ製ホイールを標準装備する1100Sだ。ボディカラーには、定番のROSSOだけではなくNERO(黒)も用意される。
DUCATI IN NERO。黒をまとったドゥカティ。アスファルトのフィールドで暴れ回るフルコンタクトファイターにふさわしいボディカラーだ。
1100ですでに定評のあるロードホールディング性をさらに向上するため、Sのマルゾッキ製50mm径のフォークには耐久性に優れ低摩擦なDLC(ダイアモンドライクカーボン)ブラックコーティングがインナーチューブに施される。またリアにはレースでそのパフォーマンスが実証されているオーリンズ製リザーバー付きショックを採用する
ハイパーモタードには、秘められたパワーを解き放つべく研究されたオプションパーツがある。サイレンサーキット、パワーアップ用のレーシングマフラー&カムシャフト、チタンやマグネシウム製の超軽量パーツ、シフトチェンジ時の後輪ロックを防止しサーキットでのパフォーマンスを最大化するクラッチスリッパーなど多数
オプションの一つであるカーボンサイレンサーキット。レイアウトはノーマルと同様に2-1-2となる。このサイレンサーに採用されるマテリアルは、カーボンのほかにエンドキャップをチタン製にするなど厳選されている。欧州の騒音ならびに排出ガス規制に対応。タフでハードなデザインがハイパーモタードの印象を一層鮮烈にする