元祖ライトウェイトスポーツMGの2シーターオープン。MR（ミッドシップ）のレイアウトによる走りの良さが魅力だ

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MG F モデル変遷

生産期間：1995～2000年



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| 1995年10月| 1997年4月 | 1998年5月 | 2000年1月 |

1995年10月

グレードは2種類で装備内容が若干異なる

　1995年のジュネーブモーターショーで初めて披露されたMG F。日本デビュー当初は、2つのグレードがラインナップされた。1つは1.8Lの直4エンジンを搭載する1.8i。もう1つは、同じエンジンに可変バルブタイミング機構を採用した1.8iVVCだ。いずれも基本的な装備は共通だが、1.8iはABSがオプションとなるのに対して、1.8i VVCでは標準で設定。また、シートやステアリングの素材にレザーが使用されるなど、1.8iとの明確な差別化が図られた。
　全車共通装備としては、運転席エアバッグを標準で、助手席エアバッグをオプションで用意している。さらにリアフォグランプやハイマウントストップランプを標準とするなど、安全性に関する装備も充実。そのほか、リモコン式集中ドアロックや盗難防止アラームなどのセキュリティ機能も、全車に共通で採用されていた。

↑15インチのアルミホイールを標準装備。1.8iは5本スポーク、1.8i VVCは6本スポークとなる

↑スポーティなホワイトメーターを採用。センターコンソールに油温計とアナログ時計を装備

↑VVCのステアリングは本革巻き。シート生地もハーフレザーを採用しスポーティさを演出する

↑アクセルペダルはクラシカルな穿孔式。ペダルはヒールアンドトーがしやすいように調整済み

1997年4月

ハードトップ装着車追加、幌のデザインも変更

　一部改良が行われ、1.8i VVCをベースに、ハードトップを標準装着した新グレード、VVCハードトップをラインナップに追加。これにより3グレードからの選択が可能となった。

↑ハードトップは幌の形状と同一で見た目の違いはないが、車重は20kg増しとなっている

↑雨漏り対策でソフトトップをデザイン変更。トノカバーはトランクリッドまで回り込むタイプに

1998年5月

豪華装備を採用した特別仕様車を発売

　1.8iをベースに内外装を上質に仕立てた特別仕様車、アビンドンリミテッドが登場した。エクステリアには、ステンレスメッシュのフロントグリルとボディサイドのエアインテークを装備。さらに、ボディカラーは専用のブルックランズグリーンが採用されたほか、ソフトトップはベージュ色となっていた。また、内装ではステアリングやシフトノブを本革巻きとするほか、シートはベージュ色のフルレザーとなっている。

↑シートは縦溝縫製による優美な仕立て。ヘッドレストには伝統のオクタゴンマークをプリント

↑センターコンソールとエアベントにはウッドパネルを採用。灰皿はクロームタイプとなっている

2000年1月

意匠変更を施した2000年モデルが登場

　2000年モデルでは、内外装に若干の意匠変更を実施。インテリアでは、シートの形状やセンタークラスターに配置されるスイッチ類の変更などが行われた。

←エクステリアではピラーがボディカラーと同色に変更。アルミホイールも新デザインとなった


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