個性的デザインを採用したイタリア生まれのコンパクトカー。吹け上がりの良いエンジンにより軽快な走りが楽しめる

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フィアットプントモデル変遷

生産期間：2000年～



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| 2000年5月| 2001年10月 | 2002年6月 | 2003年11月 |

2000年5月

3ドアと5ドアの2グレードでスタート

　2代目プントは、ELXスピードギアとHGTアバルトの2種類でデビューした。ELXスピードギアは5ドアハッチバックで、パワーユニットは1.2L直4エンジン。トランスミッションは電子制御CVTが組み合わされた。
　またHGTアバルトは、バルブタイミング機構付きの1.8L直4エンジンに5MTを組み合わせた、スポーティな3ドアハッチバック。外装には専用のエアロパーツが装着されていた。
　 ELXとHGTは装備内容にも違いがあり、HGTには熱線入り電動ドアミラーや電動サンルーフのほか、アルミホイールなどを標準で装備。また、ELXのブレーキはフロントにディスク、リアにドラムを採用するが、HGTは前後ディスクで、フロントにはベンチレーテッドディスクが装備されていた。

↑ボディカラーはHGTが全4色の設定であるのに対し、ELXには全13色が用意された

↑プントに搭載される直列4気筒エンジン。最高出力は1.2Lが80ps、1.58Lが130psを発生

↑HGTアバルトはステアリングやシフトノブ、ペダル類なども専用設計のスポーツ仕様だ

↑CVTはシフトノブを左側に倒すことで、シーケンシャル感覚の操作が可能となっている

2001年10月

ELXの上級グレードHLXスピードギアが登場

　ELXの上級グレードとなるHLXが追加された。エンジンやトランスミッション、ボディタイプはELXと同一だが、内装を中心に装備を充実させている。
　具体的な装備内容としては、運転席側のワンタッチ式パワーウインドウやバニティミラーのほか、ブラックに統一されたダッシュボードやステアリングなど。また、エクステリアでは専用デザインのアルミホイールやボディ同色電動ドアミラーなども、標準で装備された。

↑ELXとの外観の違いはホイールとボディ同色ドアミラー。ボディカラーは全13色を用意

↑前席のドアガラス上部にエアバッグを内蔵し、ウインドウエアバッグも搭載された

←HLXの専用装備として、オリジナルデザインの14インチアルミホイールも採用された

2002年6月

ELX、HLXを対象に電動サンルーフを採用

　ELXとHLXにそれまで設定がなかった電動サンルーフを装着した特別仕様車が登場。新車価格はそれぞれ従来のまま、据え置きとなっていた。

←HGTのみの専用装備であった電動サンルーフ。室内のスイッチで自動開閉する機構だ

2003年11月

内外装を大幅に変更、ラインナップも一新

　デビューから3年たったこの年、全車を対象に内外装の大幅な改良が施された。同時に従来のグレードを変更し、ラインナップも一新された。
　まず、1.8Lエンジンを搭載した3ドアハッチバックのHGTアバルトは、アバルトの名が省略されてHGTに変更。さらに1.2Lの5ドアハッチバックELXとHLXは、グレード名がエモーションスピードギアと改名されて、1グレードにまとめられた。
　また、外観のデザイン変更により従来のイメージを一新。 HGTはフロントバンパーにハニカムメッシュのエアダクトを装備したことで、ダイナミックな顔立ちに仕立てられた。エモーションでは、フロントエンドを滑らかなラインとして、エレガントな雰囲気を演出。スポーティなHGT、高級感のあるエモーションと、ひと目でグレードの違いがわかるよう、デザインコンセプトが明確に区別された。

↑大型のヘッドライトやフロントグリルの採用により、イメージが大幅に一新されている

↑エモーションではグレー2トーンコントラストのダッシュボードを新たに採用している

↑HGTはフロントにスポーツタイプのシートを、エモーションはブルーのベロア地を採用

↑リアビューではバンパーやテールレンズの形状を個性的に変更していることがわかる


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