官能的でダイナミズムあふれるアメリカンスーパースポーツカー。流麗なスタイリングもこのモデルの魅力だ

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シボレーコルベットモデル変遷

生産期間：1997～2005年



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| 1997年7月| 1999年11月 | 2002年3月 | 2002年11月 | 2003年11月 |

1997年7月

クーペのみで登場、コンバーチブルは翌年から

　旧型（C4型）が13年ぶりにフルモデルチェンジを受けて、5代目（C5型）が登場した。
　デビュー当初のボディバリエーションはクーペのみの設定だったが、翌年の1998年1月にはコンバーチブルモデルが追加され、2バリエーションとなった。
　エンジンは5.7LのV8OHVが搭載され最高出力350ps、最大トルク48.4kg-mを発生。このエンジンは、シボレーが1955年から採用しているスモールブロックをオールアルミ化し、さらなるコンパクト化と軽量化を実現させている点が特徴。また、ステアリングシステムには、車速に応じて操舵力を最適に確保するマグナステアIIを搭載。これによりスポーツカーらしいレスポンスの良いハンドリング特性を実現している。

↑クーペから約半年遅れで登場したコンバーチブルモデル。ソフトトップルーフのみの設定

↑ボディは高圧流体プレス成型によるベリメーターフレームを採用。高剛性、軽量化を実現

↑クーペ、コンバーチブルとも、BOSE製の高性能スピーカーを装備。6スピーカーシステムだ

↑ボンネットは前ヒンジ式となる。またラゲージにはゴルフバッグ2セットが積載可能である

1999年11月

6速MTが奢られたスポーツモデルZ51

　一部改良が行われ、ハイパフォーマンスモデルとしてZ51が追加された。このモデルには、6速MTや専用の軽量マグネシウムホイールなどを特別装備。ボディカラーは新色のミレニアムイエローと、セブリングシルバー、トーチレッドの3カラーが用意された。
　またこの一部改良を機に、従来のクーペ、コンバーチブルモデルには新デザインのアルミホイールが装備されている。

↑Z51はクーペのみの設定。従来のクーペとは違い、ボディサイドモールディングが非装着だ

↑Z51専用超軽量のマグネシウムアルミホイール。太めの5本スポークデザインが採用された

2002年3月

エンジンの見直しでパワーアップを図る

　エンジンに改良が加えられ、全モデルにおいて出力、トルクがアップした。具体的にはインテークマニホールドの形状が変更され、クーペとコンバーチブルの最高出力は355ps、最大トルクは49.8kg-m、Z51は最大トルクが51.8kg-mとなった。
　そのほか、Z51のマグネシウムホイールが、アルミポリッシュタイプに変更。さらに、クイックシルバー車のインテリアカラーがトーチレッドからブラックに変更されている。

↑吸気工程での乱流を最小限に抑え、吸気効率を高めエンジン出力、トルクともに向上した

↑クーペのボディカラーにエレクトロンブルーメタリックを追加。ミレニアムイエローは廃止

2002年11月

新サスペンションの導入で操縦性と乗り心地を両立

　コルベット生誕50年を記念して50周年アニバーサリーモデルをリリース。特別装備として50周年記念エンブレムや専用内外装色が奢られている。また、従来モデルにおいても改良が加えられ、クーペとコンバーチブルに新サスペンション、マグネティックセレクティブライドコントロールを標準装備。さらに全モデルに50周年記念エンブレムが奢られた。

↑50周年アニバーサリーは、クーペ、コンバーチブルの両モデルに設定。20台のみ販売した

↑サスペンションの減衰力調節は室内のスイッチで簡単に切り替えることができる仕組みだ

←50周年アニバーサリーのコンバーチブルモデルは、ソフトトップもカラーコーディネイト

2003年11月

レースでの活躍を記念してニューグレードを追加

　クーペとコンバーチブルの両モデルに、コメモラティブエディションを追加。シェール色で統一された専用インテリアや記念エンブレムが奢られる。

←コルベットC5-Rのレースでの活躍を記念してリリース。専用色としてル・マン・ブルーが用意された


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シボレー コルベット モデル変遷

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