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フォード トーラス / 1996~2000年
モデル変遷
1996年2月~ | 1996年7月~ | 1997年2月~ |
1996年2月:2代目トーラス3グレードでデビュー
←セダンのLX、ワゴンのGL、LXには電動スライドガラスサンルーフも標準装備した
 フォードのミドルクラスセダン&ワゴンとして1985年に誕生したトーラス。デビューから12年目でフルモデルチェンジを実施。2代目モデルの登場となった。
 ボディタイプはセダンとワゴンの2種類で、グレードは「GL」、「LX」、「G」を設定。この「G」はパワーシートや4輪ABSなどを省略した廉価モデルで、価格は中堅グレード「GL」に対して、セダン、ワゴンともそれぞれ20万円安で設定されていた。
 エンジンは全車に3L V6エンジンが搭載されたため、グレードによるエンジンの違いはなく、装備によってのみ分けられている。このため各グレードの装備には大きな差があり、特に上級グレードのLXには本革シート、本革ステアリングのほか、6連奏CDチェンジャーやアルミホイールを標準で装備するなど、快適性の高い装備が多数設定されている。キーレスエントリーシステムやフルオートエアコンは全車標準装備だ。
↑3L V6DOHCを搭載。最高出力200ps/5700rpm、最大トルク27.7kg-m/4500rpmを発生
↑ワゴンはガラスハッチを装備。狭い場所でも荷物の出し入れが容易になっている
↑ワゴンのGLとLXは、折り畳み式のサードシートをラゲージルームの床に内蔵した
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1996年7月:スポーツモデル“SHO”を限定発売
←シルバーとブラックの2色。外観ではマフラーとスポイラー、ホイールなどが違う
「Super High Output(高出力)」を意味するスポーティセダンの"SHO"が、全国150台の限定モデルとして発売された。このモデルは高出力なパワーユニットと、スポーツサスペンションを装備するといった、本格派モデルだ。
 エンジンは新開発の3.4L V8エンジンを採用。カタログモデルに搭載される3L V6エンジンに比べ、出力は38ps、トルクは4.1kg-mアップしている。
 サスペンションには、路面の変化や運転の状況をセンサーが監視して、自動的にダンパーの減衰力を2段階に調整する「セミアクティブサスペンション」が採用された。さらに軽量アルミホイールと55偏平タイヤとの組み合わせで、高い走行安定性を実現している。そのほか内装には6連奏CDチェンジャーや革巻きステアリング、外装には5本スポークのアルミホイールなどといった装備が配されている。
↑最高出力238ps/6100rpm、最大トルク31.8kg-m/4800rpmを発生する3.4L V8エンジン
↑フロントシートに本革仕様のスポーツバケットシートが採用されたのも特徴である
↑SHOには電動サンルーフやリアデッキリッドスポイラーなども採用している
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1997年2月:全車にエアロ装着の限定車が登場
←ワゴンにはリアスポイラーの代わりに、エキパイフィニッシャーを6000円で用意した
 セダン、ワゴンの全グレードにフロントエアダムスカート、およびフロントフォグランプを備えた特別仕様車「エアロセレクション」が限定発売された。このモデルはG、GL、LXの全グレードに設定され、価格はレギュラーモデルのまま据え置くといった、まさにお買い得と言えるモデルだった。
 当初「エアロセレクション」は1997年2月から3月末日までの期間限定で500台のみの販売であったが、好評だったため同年6月に再度、特別仕様車として発売された。また特別仕様車「GLラグジュアリー」が同年6月に登場。このモデルはセダンGLに“TAURUS”のロゴ刺繍入り本革シートを装備したものだ。さらに、1997年4月にはカタログモデルの装備を一部変更した新グレードが設定されている。その内容は、セダンLX、ワゴンGLに電動サンルーフを、またワゴンLXに電動サンルーフと本革シートを、それぞれ追加装備したものだった。
↑特別装備としてフロントエアダムスカートとフロントフォグランプを装着している
↑「エアロセレクション」にはセダン用にリアスポイラーもオプション設定しているのも特徴
↑新デザインの16インチアルミホイールもオプション設定。価格は1本5万円だった
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