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オペル ヴィータ/1995~2001年
モデル変遷
1995年3月~ | 1996年9月~ | 1997年10月~ | 
1995年3月:3つのグレードで登場
 デビュー時のグレードバリエーションは3種類。スウィングとGLS、そしてスポーツである。スウィングとGLSは1.4L DOHCエンジンの4速AT仕様、スポーツは1.6L DOHCエンジンの5MT仕様だった。3ドアのスウィングに対してGLSは5ドアで、小物入れや運転席バニティミラーなど装備を充実させた上級グレードだった。スポーツは文字通りのホットハッチで、他のグレードの13インチに対して14インチタイヤを履いていた。
↑3ドアのスウィング。ホイールはGLSと同様にスチール+ホイールキャップという仕様になっている ↑スウィングとGLSは左ハンドル仕様のほかに、右ハンドル仕様も選択することができた
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1996年9月:1.4L SOHCエンジンを追加
 新たに1.4LのSOHCエンジン搭載車が追加された。このエンジンが設定されたのはスウィングとGLS。従来の1.4L DOHCエンジン搭載車は、それぞれスウィング16VとGLS16Vに名称が改められ、SOHCエンジン搭載車と区別されるようになった。装備面ではスウィングとスウィング16V、GLSとGLS16Vはそれぞれ同じなので、単に積んでいるエンジンが違うだけ。このSOHCエンジンの特徴は、最大トルクを発生する回転数が2800rpmと低いこと(ちなみにDOHCエンジンは4000rpm)。扱いやすさに重点を置いた実用エンジンと言うことができる。また、DOHCエンジンが無鉛ハイオク仕様なのに対して、SOHCエンジンはレギュラーガソリン仕様だ。
↑SOHCエンジン車も設定したスウィング。ただし、内外装のデザインはDOHC車モデルと変わらない ↑新しいGLSもエンジン以外はGLS16Vと同じ。ただしハンドル位置は右仕様だけとなっている
↑1.4L SOHCエンジンは最高出力60ps仕様。DOHCに比べ30psダウンとなる ↑従来からの盗難防止装置に加え、新たにイモビライザーを追加し安全性も高めている ↑ヘッドライトオン警告ブザーが全車に標準装備された。これで消し忘れもなくなる
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1997年10月:マイナーチェンジを実施
 ヴィータ最大のマイナーチェンジ。内外装をはじめとして、シャーシにも改良が加えられた。まずエクステリアでは、前後のバンパーやフロントグリル、そしてサイドモールなどのデザインを一新。モール類にボディ同色パーツも採用したため、洗練されたイメージが強まった。内装はシート生地が変更になり、より明るいイメージに仕立てられた。
 次にシャーシでは、前後サスペンションのダンパーをセッティングし直して走行安定性を向上。ステアリング系統のアームやジョイントの位置を見直すことで、ハンドリングも改善した。また、サスペンションマウントに液体封入式を一部採用するなど、乗り心地にも配慮。さらに、ハイマウントストップランプを全車に標準装備としたのに加え、リアシートに3名分のヘッドレストを採用して安全性も向上させている。
↑ホイールキャップもデザイン変更した ↑スポーツ16Vも全車共通の変更を受けた。新デザインのアルミホイールも装着されている
↑シート生地を全車一新。明るいイメージの室内は、軽快な雰囲気に ↑リアシートは定員3名。乗車定員分のヘッドレストも装備 ↑ハイマウントストップランプが全グレードに追加されている
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