金山さんにとってハーレーは昔からの夢をかなえた初めてのバイク
また最近ムラーノを購入し、ハーレー×SUVという新たな生活が始まるそうです
「男にとってクルマの趣味って女性の好みと似ているよね。ずっと同じタイプを追いかけるヤツもいれば、好きになった女性がタイプだというヤツもいる。僕は後者ですよ(笑)」
スズキセルボ、三菱ジープ、シボレーコルベット、M・ベンツEクラス、ジープラングラー、ジャガーXJ6、シボレーアストロ。金山さんがこれまでに乗ってきたクルマを眺めてみると“好きになったヤツがタイプ”だということがよくわかるはず。しかもセルボ以外はすべて中古車。「新車を買うなら、その金額でもっといいクルマに乗りたくなる」という、中古車選びの王道を実践している。
「中でも思い出深いのは三菱ジープとジャガーです。ジープではずいぶん無茶をしましたよ。ドアまで外したフルオープンのジープをロールバーでガチガチに固めてね。山奥の林道を走ってはブッシュに引っ掛けて横転。大きな水たまりで立ち往生してしまい、道路まで歩いて他のクルマに助けてもらったこともありました。それでも懲りずにまた林道まで出かけて行くんです。ジャガーは最初買うつもりがなかったんです。たまたま知り合いのクルマ屋から『試乗してみないか』と連絡があって、それならと出かけていったんです。ところが実際に乗ってみたら最高に気分がいいんですよ。インテリアはもちろん、ウインカーやドアを閉めるときの音にまで重厚感がある。気持ちよく運転しながらタバコに火をつけたら、クルマ屋が『まだ買っていないのだから灰皿は使うな』と言う。無性に腹が立ってね。灰皿をガバッと開けて思い切りもみ消してやりましたよ。『ダメだって言ったのに……』と泣きそうな声を出すから、ソイツの顔を睨んで『俺が買ってやる。だから文句ないだろう!』って(笑)。実は走りだした瞬間から買うつもりだったんですけれどね」
金山さんがハーレーを手に入れたのはジャガーに乗っているとき。もともと映画『イージーライダー』に憧れて、いつかハーレーに乗りたいという思いがあった。しばらく忘れていたが、友人である俳優の杉本哲太さんと酒を飲んでいた時に「ハーレーを買う」と聞かされ、自分も若い頃に憧れた気持ちを思い出し免許を取ったそうだ。
「買うときはファットボーイ、ヘリテイジ、ロードキングの3モデルで悩みましたね。最終的にはディッシュホイールが気に入ったのと頭の中にカスタムイメージが浮かんできたのでファットボーイを選びました。初めて乗ったときは教習所で運転したナナハンとは比べ物にならないほどの安定感に驚きました。まるでクルマのよう。すっかりハーレーにはまってしまいクルマに対する執着がまったくなくなってしまったくらいです。だからクルマは家族サービスのツールと割り切って、皆が楽に乗れるアストロに買い替えました」


『ターミネーター』でシュワルツェネッガーが乗っていたのがFLSTF=ファットボーイ。昔はかなりカスタムしたが、今はおとなしめにしているそう。でも純正のスカル・パーツにはこだわっている。「ミラーも小型のものに替えてあります。そのほうがワルっぽいでしょう(笑)」。ちなみにジーンズの上につけた茶色いチャップスは金山さんのハンドメイドだそう
クルマが移動する部屋だとしたらバイクは馬。全身で風を受ける快感はオープンカーとは比べ物にならないほどだった。同時にむき出しで運転するスリルは、危険で破滅的な女性と一緒にいるような感覚にさせてくれる。ハーレーという最高の遊び道具を手に入れたことで気持ちに余裕が生まれ、仕事に対するやる気も今まで以上に高まったという。そんな姿を家族も「カッコいい」と言ってくれる。
金山さんはつい先日、アストロをブライトカッパーの日産ムラーノに買い替えた。撮影には納車が間に合わなかったが、この号が発売される頃には手元に届いているはずだ。 「妻もクルマを手に入れたので、だったら久しぶりに自分の趣味でクルマを選んでもいいかなと思って。グッと上がったお尻のラインがグラマラスな女性のようですごくセクシーですよね。しかもジャガーの乗り心地とジープの走破性を合わせたような性格も気に入っています。ハーレーとムラーノ。新しく始まる6輪生活に今からワクワクしていますよ」
【Official HP】http://www.h4.dion.ne.jp/~kazunet/
text / TAKAHASHI Mitsuru photos / KOIKE Hiromichi

